褐色脂肪細胞はエネルギーを燃やす

人間は寒さを感じますと、体に溜めたエネルギーを燃やして体温を上げますが、この時使われるエネルギーも基礎代謝で、冷え性で体温を上げられない人は、基礎代謝の低い人であると言えるのです。
私達の体には、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の2種類ありますが、エネルギーを燃やす細胞は、褐色脂肪細胞です。
白色脂肪細胞は、体の中の余分なカロリーを中性脂肪として蓄積する働きをしますが、寒いと感じますと、白色脂肪細胞に蓄えられているエネルギーが褐色脂肪細胞へと渡り、それを燃やして熱を生み出すのです。
褐色脂肪細胞は、首と肩甲骨付近に集まっていて、ここから熱が生み出され、全身に温かい血液を送ることで体温が上がるのです。
褐色脂肪細胞の働きが悪いと、うまくエネルギーを燃やすことができませんので、この細胞を活性化することにより、基礎代謝も上げられるというわけです。
人間の体には、寒さを感じる冷点という部分があり、冷点を刺激しますと、寒さを敏感に感じて褐色脂肪細胞が働き、活性化につながります。
冷点が多く、刺激するのに効果的なのは手のひらで、手のひらへの刺激が最も褐色脂肪細胞の活性化になり、手のひらは冷点が多いだけでなく、脳への刺激も多い場所です。
寒さを伝えるための情報も大量に脳に伝わりますので、より効果的に褐色脂肪細胞の活性化ができるのです。

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褐色脂肪細胞の活性化

エネルギーを燃やす働きをする褐色脂肪細胞、この細胞を活性化すれば基礎代謝が上がり、ダイエット効果につながりますが、褐色脂肪細胞を活性化させるために、私達の体の中でも冷たさを感じやすい部分である「手」を刺激してやり、褐色脂肪細胞の働きを促してやりましょう。
ペットボトルに水を入れ、冷凍庫で凍らせ、凍ったペットボトルを両手にもち、褐色脂肪細胞に働きかけ、次に、平泳ぎのように水平に腕を回し、首も上下に動かし、約15秒、回したら今度はお湯で温めますが、これを5回ほど繰り返してください。
褐色脂肪細胞は、首から肩にかけて集中していますので、お風呂に入った時、この部分に直接シャワーをあてるのですが、40度程度のお湯と、20度程度の水で交互に30秒ずつ、これを5回繰り返してください。
寒い冬は冷たい水をあてるのは辛いですので、寒い時期は無理をせず、ぬるま湯程度にしてもOKです。
温度差で刺激を与えるほかに、機会があれば、水泳をすることも良い方法で、水の中では体は冷えていきますので、どんどん体温を上げる必要があるために、褐色脂肪細胞の働きが促されるのです。
適度な運動ができ、基礎代謝アップとしても良い水泳は、まさにダイエットに向いているスポーツですが、体に負担がかかりすぎないよう、自分のペースで行ってみてください。

褐色脂肪細胞と遺伝

肥満の原因には色々な事が考えられますが、遺伝によるものが30%、生活環境によるものが70%程度であると言われています。
褐色脂肪細胞は、基礎代謝を高め、エネルギーを燃焼する働きをしてくれますが、ダイエットの強い味方とも言える褐色脂肪細胞は、残念ながら年を重ねるごとに減っていってしまいます。
食事量は変わっていないのに、年をとると太りやすくなる原因の1つにはこの褐色脂肪細胞の衰えがあります。
日本人の3分の1の人は、褐色脂肪細胞に関わる遺伝子に生まれつき変異があると言われ、このような遺伝子を持つ人は、正常な遺伝子を持つ人に比べますと、基礎代謝量が約200kcalも低く、やせにくい体であると言えるのです。
同じような生活をしているのに、太りやすい人とそうでない人がいるのは、このような遺伝子の影響もあるのですが、太りやすい人も遺伝子のせいだと諦めないでください。
褐色脂肪細胞は、水泳をしたり、温度差のシャワーで直接刺激したりすることで活性化して、その働きを高めることができます。
太りやすい人もそうでない人も、食生活に気をつけ、適度な運動をして健康な生活を送るように心がけましょう。

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Copyright © 2008 白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞